2018年5月13日、TBS系列の「がっちりマンデー」で坪月商50万円超えの怪物店がいくつか紹介されました。
それらの中で、博多駅の博多一番街の鉄板焼き天神ホルモン博多駅店がありました。
番組によると坪月商30万超えの店は繁盛店、坪月商50万円を超すと怪物店と呼ばれるそうです。
博多駅の天神ホルモンは、鉄板を使ってホルモンを焼くというありそうでなかったスタイルの飲食店です。
人気のメニューは、シマチョウ、アカセンなどを組合せた「元祖ホルモン定食」 1,270円や厚切りの赤身肉を使っている「牛サガリとミックスホルモンの定食」1,480円などです。
お店の一坪当たりの月商は約125万円と驚異の数字を叩き出しています。
つまり、16坪の店で月の売上が2,000万円ですから、2,000万円÷16坪で1坪=125万円の売上になります。
その驚異的な売上が出ている秘密は、回転率にあり大体1日19回転しているそうです。
この回転率は、繁盛しているラーメン屋さんの回転率に匹敵しています。
ただし、ラーメン屋さんの客単価は700円位ですが、天神ホルモンの客単価は1,500円位ですので、ラーメン屋の2倍位の売上になります。
この高単価で高回転率を可能にしているのはチョット変わった造りの店内のお陰です。
店内にはボックス席はなく、全部コの字形のカウンターになっています。
カウンター一つに、一人の焼き手が配置され12人ずつのお客さんの相手をしています。
このカウンターが2つありますので、一度に24人のお客さんの注文を受けることができます。
また客の前で焼いていますので、注文から提供まで早くなります。
約ポイントは、ホルモンに切込みを入れて食べやすくすることも回転率を高めています。
また、お皿は使用せずにアルミホイルを用いていますので洗う時間の必要もありません。
しかも、網に比べて肉に当たる面積が広い鉄板は焼き上がるまでの時間が早いのでこれも高回転率に寄与しています。
このようにして2つのカウンターと細かいアイデアでラーメン店並みの19回転を実現しています。
また、天神ホルモンの客層にも特徴があります。
それは、釜山などの韓国人が多く、実に約70%が韓国からのお客さんです。
その理由は、ハングル語で「福岡 美味しい店」と検索すると1番上に「天神ホルモン」と検索結果が表示されるからです。
もともと韓国の焼肉屋さんでも、お客さんが自分で焼く胃や大腸のホルモンが大人気です。
しかし、目の前で職人さんが焼いてくれるホルモンは韓国にないそうです。
これまでになかった職人さんがホルモンを焼いてくれるスタイルがとにかく美味しいと韓国内で話題になっています。
このことがブログやSNSで噂が広まり、韓国からのお客さんが殺到しています。